11月号の、サトウハチロウさんの「剣道に学ぶ」はいかがでしたか。今月号からは、3回にわたり「剣道の歴史」についてです。〔第1回〕は「竹刀剣道の誕生」です。
今使われている竹刀や防具が考えられたのは江戸時代中期で、長沼四郎左衛門という人が1710年頃に「面」と「小手」を完成させ、竹刀による打ち込み稽古を始めたのが始まりと言われています。
(諸説は沢山あります)そして、1760年頃に中西忠蔵子武という人が、「胴」を加え、「面」も改良されて、更に竹刀による打ち込み稽古が活気を増し、たちまち人々を剣術の虜にしていきました。
これ以降は、木刀による稽古(現代で言う日本剣道形)などに変わって、竹刀と防具による稽古や試合が盛んに行われるようになっていきました。
今から約300年前に「竹刀剣道」が誕生し。多くの剣豪により隆盛を極めていきますが、剣道にも厳しい時代がありました。次号〔第2回〕は「剣道の禁止令」です。
大剣通信12月号PDF
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